2025年度第1回資源リサイクル研究開発セミナーを開催しました

本センター研究会の一つに、「資源リサイクル研究開発研究会」がございます。その代表者である加藤太一郎 准教授(化学プログラム)が、2025年11月28日に本学理学部にて「2025年度第1回資源リサイクル研究開発セミナー」を開催しました。講師には、環境コンサルタントでいらっしゃる川島信之氏(三井化学株式会社ESG推進室アドバイザー)をお迎えして、貴重なご講演をいただきました。

本セミナーでは川島氏より、気候変動や化石資源の枯渇、海洋汚染といったグローバルな環境問題の解決に向け、サーキュラーエコノミーの社会実装における課題について、バイオプラスチックの事業開発に15年以上にわたり取り組んだ経験から、環境貢献材料として拡大していくために求められるものを具体的な事例を交えてご紹介いただきました。たくさんの気づきを与えていただきましたが、特に、「環境価値をどのように経済価値に転換するか?」と「人はどうすれば環境貢献材料を選択するか?」という問いかけは、企業研究者だけでなく大学研究者も念頭において研究開発を行うべき視点だと大変腑に落ちました。

川島氏のインタビュー記事『生分解性からバイオマスへ』 (2023年5月公開)も公開されています。ご興味のある方はご一読ください。
https://jp.mitsuichemicals.com/jp/sustainability/beplayer-replayer/soso/archive/column/common/2023-0517-01